砂の方丈

【設計・制作】DBYM
【受賞】2014 / 
構造デザインコンペティション 優秀賞
             2014 / 神戸大学卒業設計展 島田賞および多賀賞
             2014 / 神戸大学建築卒業設計賞 優秀賞

 海や浜辺が好きな自分にとって、その場所を最大限感じられる建築をつくろうと考え、砂に目をつけました。持ち運び可能なダブルスキンのメッシュにその場所の砂を充填することで、建築が立ち上がります。途中で崩壊とブラッシュアップを経て完成しました。

砂や土といったものはその地に
根ざした土着性を最も如実に表すものである。
この素材を使った建築こそが限りなく原初的なすまい
となるはずである。砂浜を巡り歩き、そこですまおう。
私の方丈記の始まりである。

島国日本には無数の砂浜がある。
同じ数だけ砂の方丈の建ちうる場所がある。
それぞれの場所で景色は違い、砂も違う。
この建築はそれぞれの地でその土を着る。
放浪する土着建築である。

違う海に行きたくなったら、
方丈をたたんで運べばよい。
そこでまたそこの砂を入れてすまう。